2020-11-17 第203回国会 衆議院 厚生労働委員会 第4号
○宮坂参考人 これまでのワクチンの考え方というのは、インフルエンザワクチンを打てばインフルエンザの予防はできるけれども、ポリオウイルスなりほかのウイルスの予防はできないという考え方。それはおおむね正しいと思います。
○宮坂参考人 これまでのワクチンの考え方というのは、インフルエンザワクチンを打てばインフルエンザの予防はできるけれども、ポリオウイルスなりほかのウイルスの予防はできないという考え方。それはおおむね正しいと思います。
○国務大臣(長妻昭君) これについては、今おっしゃられたように、ポリオワクチンは大きく言うと二種類ございまして、この生ワクチンという、感染性のある弱毒化のポリオウイルスを経口的に投与するということでありますし、この不活化ワクチンは感染性を失われたウイルスを注射をしていくということでありますけれども、これについて、日本国もかつてこの不活化ポリオワクチンが承認の申請が提出された平成十三年にそういうことがございましたけれども
○長妻国務大臣 今御指摘のように、生ワクチンというのは、弱毒化ポリオウイルスを投与するわけですから、これについては、数百万人に一人の割合で麻痺が起こる可能性がある。
ポリオは二類感染症で、ポリオウイルスは四種病原体で、入院するのは二種感染症指定医療機関。 ちょっとしつこくなるかもしれませんけど、こういうふうに種でやって類で区切られてまた種の病院に入ると、これが非常に僕は混乱を招くと思うんですが、まずその点についていかがでしょう、混乱はないですか。
そして、採血したらポリオウイルス抗体価が上がっているから、あっ、ポリオだとなりますね。このポリオウイルスは四種病原体ですよ。あっ、四種病原体かと。この人を第二種感染症指定医療機関に入院させようと思いますかね、現場で。そういうことなんですよ。 もう専門の医療機関に所属している人、あるいは決まってそこに入院されている方しか見ていない人は分かりやすいですよ。
○政府参考人(外口崇君) 野生株ポリオウイルスの封じ込めについては、WHOの行動計画に基づき、平成十二年、二〇〇〇年より野生株ポリオウイルス又は野生株が含まれると思われる材料の保有状況及び管理状況について、全国の医療機関、地方衛生研究所、保健所、大学の研究室、民間の業者等を対象に調査を行ってきたところであります。
○副大臣(石田祝稔君) 今局長からも御答弁がありましたけれども、我が国の状況を見ますと、野生株ポリオウイルスが伝播する可能性は低いと思われます。しかし、これを保有している機関が全国に二十七あるという今御答弁もさせていただきましたけれども、その管理の取扱いについては適切に行っていただくよう要請していく必要があると考えております。
それでは、法案について、私からはポリオウイルスを例に取りながら、先日の視察に参りました際の御説明の中にも、ポリオウイルスの扱いが非常に厄介なんですというお話がございました。この点も含めましてお聞きしてまいりたいと思います。 このポリオウイルスをテロという観点からいたしますと、これは我が国の現状においてテロに使うということは非現実的であるんだろうと思います。
ついでに脳性小児麻痺のことについてちょっとお話ししておきたいんですが、脳性小児麻痺といいますのは、ポリオ性小児麻痺に対比して使われる言葉でございまして、これは昭和三十年代ころ随分蔓延したんでございますけれども、ポリオウイルスによって足をやられるという、これがポリオ性の小児麻痺なんですけれども、脳性麻痺は、出産時の圧迫とか、酸素が十分に脳に行かないとか、あるいは風邪を引いて高熱が出て脳をやられる、要するに
この患者さんの子供は十月にポリオワクチンの接種を受けておりまして、愛媛県立衛生環境研究所の検査で患者さんからポリオウイルスが検出されました。この事例に関しましては、その後の検査で、患者の便から検出されましたポリオウイルスはワクチン由来のものであるということが確認されたと聞いておりまして、二次感染の可能性があるものと考えているところでございます。
だから、自然界にたくさん存在をしておりました、ポリオウイルスが存在をしておりましたころには、それはそういたしますと、この生ワクチンを飲んで二次感染を起こしたのか、それともそれと関係なく起こったのかということの判断が付かないわけでございます。そのときのところまでは含めない。
○政府参考人(高原亮治君) 我が国で使われておりますポリオワクチンは、委員御指摘のとおり、ポリオウイルスを弱毒化した生ワクチンでございます。そのため、強力な免疫を付けるという反面、極めてまれ、ただいま御指摘のとおり、約四百万から五百万回に一回程度でございますが、ワクチン由来の麻痺を発病することが知られております。
○国務大臣(坂口力君) 今、御指摘をいただきましたように、現在、日本で使われておりますポリオワクチンはいわゆる生ワクチンと言われているものでございまして、ポリオウイルスを弱毒化したものでございます。
そういう中で、ポリオウイルスが分離されない症例というのもほぼ確定診断ができるんではないかというのが一つの学問の流れではないかと思っておるんです。そういうケース、そしてまた軽いケースも恐らくあるのかもしれません。こういう点まで視野を広げる必要があるんではないか、そのような思いがいたしております。 そしてまた同時に、こうした家族内感染の事例の場合というのは、現行の予防接種法で救済がなされません。
ポリオの診断というのは、ポリオウイルスが検出されませんと確定をしないということになっているようでございますが、検出されなくなっているような事例もあるのではないかというようなお話を伺ったことがございます。こうした事例というものがどの程度存在するのか、厚生労働省の御見解をお聞きしたいと思います。
○下田政府参考人 我が国で使っておりますポリオワクチン、生ワクチンでございまして、御承知のように、ポリオウイルスを弱毒化したものを使っているわけでございます。そういったことがございまして、極めてまれでございますけれども、接種を受けた方あるいは家族の方に、二次的に感染することが、発病することが知られているわけでございます。
○政府参考人(篠崎英夫君) 現在、我が国では、昭和三十五年の大流行時に導入され、そして急速に蔓延の制圧に有効でありました生ワクチンが使われておりますが、これは弱毒化したポリオウイルスを経口で投与するために、四百四十万回の接種に一回程度ではございますが、ポリオ様の麻痺が生じるということが知られております。
WHO西太平洋地域事務局は、同地域における野生株由来のポリオウイルスによる患者の発生状況について、ポリオ根絶認定委員会というものを設置いたしまして、検討、評価を今まで行ってきたわけでございます。
わが国におきましても、そういう下水等の水の検査からコレラ菌の検出あるいは腸チフス菌を見つけまして、そこから保菌者の発見というような事例もあるわけでございますし、外国におきましても、たとえばアメリカにおきましては下水などからポリオウイルスとかコクサッキーウイルスの検出、あるいはイギリス、アメリカ等におきましては同じように下水等からコレラ菌の検出という事例が報告されてございます。
それで、一応ソークワクチンと生ワクチンとを比べてみますと、ソークワクチンは、皆さん御存じのように、ポリオウイルスを一ぺん殺しましたもので、一般にワクチンと申しますと、二つの重要な面があります。一つは、予防効果がどうかということ、もう一つは、安全であるかどうかということ、この二つでございます。予防効果の点から申しますと、ソークワクチンはきわめてすぐれたものであります。
したがいまして、そのポリオウイルスを防ぐ。どこで防ぐかというと、これは明らかでございます。敵が海から上陸してくる場合、海岸で防ぐのが最も合理的でございます。したがいまして、ポリオウイルスは口から胃を通って腸へきて、腸で初めて粘膜を通って、やかましく言えばリンパ管へ、それから腸管のリンパ腺へくるわけでございますから、まず小腸の粘膜で敵を押えるのが最も合理的でございます。
それで抗体ができますと同時に、腸管のほうの細胞が、これはほんとうにどういうメカニズムでなるのかまだわかっておりませんが、腸管の細胞がその次にポリオウイルスがきたときに受けつけなくなります。これは感受性の細胞が全部こわれて、感受性でない細胞だけが残るのかどうか、その辺はまだ正確にわかっておりませんが、とにかく腸管の抵抗ができる。
そうして脳内の注射といいましても、単に脳の表面の大脳皮質でなしに、一番ポリオウイルスで、大脳では親和性のありますヒポタラームス——視床下部を目がけましていろいろ注射する。いろいろ方法がございますけれども、大脳では一番ポリオウイルスに感受性のあるところを目がけまして十分なる量の材料を注射するのです。ポリオウイルスというものは、血流を通って最後に中枢神経へいくわけだから、脳にも親和性がある。
次に、小児麻痺対策についてでありますが、定期及び臨時予防接種のため一億三千九百余万円を計上するとともに、ポリオウイルスワクチンの検定及び買い上げ等の経費など、小児麻痺対策として総額五億四千百余万円を計上いたしております。 第五は、生活環境の改善向上に必要な経費であります。
それからなお、昨年の十月以降、かなり社会として問題にして参りましたなまワクチン問題につきましては、この問題に御承知の通りに、弱毒生ポリオウイルス研究協議会というものがたまたまできておりますので、それにいただきました予算を全額委託いたしまして、研究を進めるということで、なまワクチンの採否について、早急に結論を求めたいという趣旨で現在進んでおります。
その際、これはやはりまあソ連にせよ、その他の国にせよ、行政問題ということよりは、まだ純然たる学問上の問題を含んでいる一つの品物であるという見解に立っております関係上、先ほど申し上げました弱毒生ポリオウイルス研究協議会というものの幹事の御意見を、われわれとしては聴取したわけでございます。